【キーボード知識】キーキャップ素材

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キーキャップに使用される素材として、代表的なものとしてよく見かけるのが「PBT」「PBT Double-Shot」「ePBT」「ePBT Double-Shot」「Dye-Sub」「ABS」「Double-Shot ABS」があります。
以下にそれぞれの素材の違いについて説明します。

PBT（ポリブチレンテレフタレート）：非常に耐久性が高く、変形しにくく、耐熱性があります。色合いやテクスチャーが均一で、光沢が少なく、指紋がつきにくいという特徴があります。
Double Shot PBT：PBTを使用したキーキャップで、文字やシンボルの部分が、キーキャップ本体とは異なる色のPBTで二重成型されたものです。文字が削れたり剥がれたりすることがなく、非常に耐久性が高いという特徴があります。
こちらはよく見かけるキーキャップ素材でABS・PBTよりも高価です。
キーキャップの裏側にもう一層形成されているのが特徴的です。
ePBT（改良PBT）：PBTに微量のプラスチック成分を添加して製造されます。色合いが鮮やかで、加工がしやすく、通常のPBTよりも耐久性が高いという特徴があります。
Double Shot ePBT：ePBTを使用したキーキャップで、文字やシンボルの部分が、キーキャップ本体とは異なる色のePBTで二重成型されたものです。非常に耐久性が高く、均一で美しい表面を持つキーキャップを作ることができます。
Dye-Sub（昇華印刷）：PBTキーキャップの表面にインクを染み込ませることで、文字やシンボルを作り出す方法です。文字が削れたり剥がれたりすることがなく、非常に耐久性が高いという特徴があります。
ABS（アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン）：PBTよりも柔らかく、加工がしやすく、非常に光沢があります。指紋がつきやすく、使用するうちに表面が摩耗することがあります。
Double Shot ABS：ABSを使用したキーキャップで、文字やシンボルの部分が、キーキャップ本体とは異なる色のABSで二重成型されたものです。文字が削れたり剥がれたりすることがなく、非常に耐久性が高いという特徴があります。